週末に越後妻有アートトリエンナーレ2009大地の芸術祭に行ってきました。
美術手帳別冊のガイドブックとパスポート。
1泊2日で21個見れました。車の窓からだったらもうすこし多くなります。
土曜日は朝の新幹線で越後湯沢まで入りレンタカーで出発。まずは松代エリアから。農舞台の里山食堂で昼食を食べ周囲のアートを鑑賞。その後松之山エリアに移動してクリスチャン・ボルタンスキー+ジャン・カルマンの『最後の教室』(旧東川小学校)を鑑賞。なんというのだろう、ボルタンスキーの作品というのは何かとてつもなく恐ろしく暴力的なことが通り過ぎた後の歴史的なポイントに自分が立っているような感覚。その運命はまだ生きていて私たちは巻き込まれていくような怖さ。五感の全てに衝撃を与えてくれる作品。
来年の瀬戸内海国際芸術祭の作品に使われるかもというので心臓音を録音してもらう。採用されたら鼓動とメッセージが流れるのだとか。そうしたら嬉しい。とてもうれしい。CDに焼いてくれました。わくわく
他はEARTHSCAPEのメディカル ハーブマン カフェ プロジェクトでツユクサのお茶を飲む。子どもの頃のおままごとで作った草の絞り汁の味。
塩田千春さんの『家の記憶』。松代にもどりマーリア・ヴィルッカラ『私を持ち上げて-どにかして』、クロード・レヴェック『静寂あるいは喧噪の中で』、蓬平『いけばなの家』、みかんぐみの『BankART妻有』、『繭の家』、アンティエ・グルメス『内なる旅』を鑑賞。アンティエさんは受付にいらしてご挨拶。素敵な人でした。車からフランシスコ・インファンテの『視点』とリチャード・ディーコンの『マウンテン』、ジョン・クメルティングの『ステップインプラン』、ペリフェリック『まつだいスモールタワー』が見えた。
クロード・レヴェック『静寂あるいは喧噪の中で』
アンティエ・グルメス『内なる旅』
土曜日は妻有についたとたんiPhoneのバッテリーが一気にレッドゾーン。作品が山の中でほぼ圏外。あわててGPSとかメールの受け取り方とかもろもろオフにするも時すでにおそく、写真はほとんどとれませんでした。おのれソフトバンク。。。これからおいでになる方でiPhoneの人は越後湯沢あたりで設定のwi-fiをすべてオフ、通知もオフ、一般のBluetoothと位置情報サービスをオフ、メールの取得方法を手動にするとバッテリーが長持ちします。
宿は十日町の『萬代』さん。ご飯がおいしくて、親切で素敵な宿でした。八海山で乾杯。鮎の塩焼き美味しかった。
日曜日は朝ご飯前に宿のご主人の生まれた池谷という集落の福家粧子さんの『森のひとかけら』を案内してもらう。とても奇麗で幻想的なブナの原生林に白い椅子のブランコ。
ちょっと遠いですがお勧めです。途中見れる棚田もすばらしく教えてもらわなければ行かなかったかもしれないので嬉しかったです。池谷の人達は軽トラの前にBMWとかフェラーリのステッカーを貼って外車仕様にカスタマイズしていてとてもチャーミング(笑)いただいた瓜は朝食のお味噌汁に入っていました。戻っての朝食は野菜づくし。運動の後なので苦しいほど食べられた。キュウリに醤油マヨとか真似してみよう。
池谷からの棚田の眺め
ぱんぱんのお腹で『うぶすなの家』、途中ドミニク・ペローの『バタフライパビリオン』が車から見えた。ほんとうは『うぶすなの家』で昼食と思っていましたがぜんぜん無理なのでお茶しました。抹茶と豆乳アイス。ここらへんから身体が熱いコーヒーを求め始める。しかしなかなか巡り会えない。つぎは徒歩で古郡弘さんの『みしゃぐち』2006年の作品ですがおそらく今年のほうが素敵。苔や草がはえて古代の神聖な遺跡のよう。
次は旧東下小学校。水谷一さんの『隆起する部屋/日没と日出』と山下工美さんの『椅子』、山崎龍一さんの『Culture bound syndrome』がよかった。
山崎龍一さんの『Culture bound syndrome』
ほかにアントニー・ゴームリーの『もうひとつの特異点』、川西エリアの伊藤庭花さんの『はなの棲む家』、ロルフ・ユリウスの『木々(聞く)ほぼ黒(動く)』を見る。
はなの棲む家
サロンの書架の大量のフランス書籍にびっくりして
聞いたら早稲田の仏文の教授の別荘とのこと。
川西では他に剣持和夫さんの『小白倉庭園』を観た。古い川西地区の人の写真が花畑のように広がり見晴し台の向こうには奇麗な棚田。
川西地区の古い写真がかわいい。
昼食は十日町の『由屋』さんでへぎそばとてんぷら。布海苔がつなぎのおそばはぷりぷりの食感。野菜天ぷらもおいしーっ。
最後に福武ハウス2009に行って、やっと熱いコーヒーにありつく。そのまま越後湯沢にもどる途中小川次郎さんの『マッドメン』が車から見えた。あと斉藤兼+黒澤清高の『みんなのくさむら』も見たかも。そのまま大沢トンネルを抜けると大きな温泉旅館『大沢館』が見えてこれがかっこいい秘湯っぷり、今度ぜひ泊まりたくなりました。
レンタカー返してお土産買って帰宅。充実の夏の終わりの週末。9時頃帰ってテレビを付けたら民主党が圧勝中。(私は前日投票)台風は接近中。民主が300議席超えたあたりでおやすみなさい。
というわけでとても楽しい越後妻有アートトリエンナーレ2009大地の芸術祭は9/13まで。まだ間に合う!おそらく十日町のレンタカーは全滅ですが越後湯沢のトヨタレンタリースあたりならまだ借りれるかも。私たちも前日でしたが借りれました。ちなみに軽はいっぱいでポルテ。道が狭いので小さい車がお勧めです。宿も十日町・六日町が取れなかったら越後湯沢に取っても大丈夫だと思う。ちなみにこのブログの作品を観た順番ですがちょっと曖昧というか絶対間違ってると思うので参考にするときは地図で確認してください。あと見れなくて痛恨なのは松代の『脱皮する家』と夕方でしか見れないマーリア・ヴィルッカラの『全ての場所が世界の真ん中』(夕方に蓬原に調節がむずかしい)松之山の『黎の家』。タレルの『光の館』は一度宿泊したことがあるがアブラモヴィッチの『夢の館』は未見。あと青木野枝さんの『光の粒子/西田尻』、蔡國強も見れなかったです。残念。
越後妻有アートトリエンナーレ2009大地の芸術祭の公式は
こちら
次の更新こそはSidekick Bookshelf にしたい。たまり過ぎ。読書はお休み中というか今あまり読書が出来ていません。秋には復活したい。